●ライトスタンド LEDの演色性による区分

演色評価数とは、試験色を試料光源と基準光で照明したときの色ずれの大きさを数値化したもので、基準光で見たときを100とし、色ずれが大きくなるにしたがって数値が小さくなります。
LEDの演色性は、右図のように区分されています。

 


  LED演色性の最低値

(Z 9112:2019 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分)

普通形
普通形は、屋外での電気・機械設備の点検、修理、取付けなどの細かい作業を行う場合、屋内又は屋外でスポーツを行う場合、屋内で普通の視作業、やや粗い視作業、軽い視作業を行う場合などに推奨される。

 

高演色形 クラス1
クラス1は、事務所などにおける事務作業、工場における組立作業又は検査、学校における授業、住宅における勉強又は家事などの屋内でのやや精密な視作業を行う場合などに推奨される。

 

高演色形 クラス2
クラス2は、事務所、住宅などで色を用いたコミュニケーション又は顔を見てのコミュニケーションを伴う作業、工場における色が重要な組立作業又は検査、医療機関などにおける診察、店舗などで商品、顔などの色の見えが重要視される販売又はサービス提供を行う場合などに推奨される。

 

高演色形 クラス3
クラス3は、美術館、博物館などで美術品を展示、鑑賞する場合などに推奨される。美術館又は博物館において照射光による展示物の損傷が懸念される場合には、白色(W)、温白色(WW)又は電球色(L)を用いることが望ましい。

 

高演色形 クラス4
クラス4は、色比較用ブースを用いて表面色の色検査を行う場合など、特に色再現の忠実性が求められる場合に推奨される。塗装物、染色物、印刷物などの物体の表面色を視感によって比較する場合には、昼光色(D)又は昼白色(N)を用いることが望ましい。

 

※昼光色 51000〜7100K、昼白色 4600〜5500K、白色 3800〜4500K、温白色 3250〜3800K、電球色 2600〜3250

 
主な器具の各演色評価数